医療費控除は共働きなら所得が高い方で申請!元保険代理店スタッフが実際に2万5千円取り戻した方法

家計管理

入院手術が終わって体調が戻るのに1ヶ月ほどかかりました。

仕事にも復帰していつも通りの毎日が戻ってきた頃、忘れてました確定申告!

手術・入院を経験した翌年の確定申告シーズン。

「医療費控除、今年は申請しなきゃ」そう思って調べ始めたとき、初めて気づいたことがありました。

「共働き夫婦は、所得が高い方で申請した方が得なの!?」

医療費控除の申請が必要なことは知っていました。でも、てっきり自分の確定申告で申請するものだと思っていたんです。

保険代理店で働いて、FP2級も持っている私が、手術をするまで「共働きは所得が高い方で申請する方が戻ってくる金額が多い」ということを意識していませんでした。

同じように「自分の申告で申請しようとしていた」という方、実は多いんじゃないでしょうか。

この記事では、婦人科系の手術・入院6日間を経験した私が、医療費控除で実際に2万5千円戻ってきた話を全部お伝えします。「なぜ夫の確定申告で申請したのか」「マイナカードで申請したら驚くほど楽だった話」「高額療養費制度と合わせてトータルいくらになったか」も包み隠さず話しますね。

ますこれだけ知っておけばOK!制度の基本

医療費控除とは?

一言で言うと… 1年間の医療費が10万円を超えたとき、 超えた分の一部が税金として戻ってくる制度です。

1年間に払った医療費が10万円を超えたとき、超えた分の一部が税金として戻ってくる制度です。

【医療費控除のイメージ】
・1年間の医療費合計:15万円
・差し引く金額  :10万円
・控除される金額 :5万円

→ この5万円に税率をかけた分が戻ってくる

例)税率20%の場合
5万円 × 20% = 1万円が戻る

「思ったより少ない…」と感じた方もいるかもしれません。

でも、申請しなければゼロ。申請すれば確実に戻ってきます。やらない理由はありません。

年末調整では対象外なので、自分で確定申告する必要があります。

医療費控除の対象になるもの

✅ 対象になる医療費
・病院・クリニックの診察費・治療費
・手術費用
・入院費用(食事代も含む)
・処方薬の薬代
・通院のための交通費(電車・バス)
・歯の治療費(保険外も一部対象)
・出産費用
・通院の電車・バス代(忘れず記録しておきましょう)
❌ 対象にならないもの
・健康診断・人間ドックの費用(病気が見つかって治療した場合はOK)
・美容目的の治療
・通院に使ったタクシー代(公共交通機関が使えない場合は対象)
・差額ベッド代(一部例外あり)

意外と「これも対象なの?」というものがありますよね。

私が「夫の確定申告」で申請した理由

ここが今回一番お伝えしたいポイントです。

医療費控除は、家族の医療費をまとめて申請できますしかも、収入が高い人の方がたくさん戻ってきます。

なぜ収入が高い人の方が得なのか?

医療費控除で戻ってくる金額 = 控除額 × 税率

収入が高い → 税率が高い → 戻ってくる金額が多い

例)控除額が同じ5万円でも…

税率10%の人:5万円 × 10% = 5,000円
税率20%の人:5万円 × 20% = 10,000円

同じ申請でも戻ってくる金額が2倍違う!

私より夫の所得の方が高い。だから夫の確定申告で申請しました。

これだけのことですが、知らないと損をします。

共働き家庭では、どちらで申請するかによって戻ってくる金額が変わります。
医療費控除を申請するときは「所得が高い方で申請する」を必ず意識してください。

「家族全員分」を合算できるのが大きかった!

今回は私が医療費が大きくなったこともあり申請してみました。

今回の医療費控除に含めたもの

私の分
✅ 婦人科の手術・入院費用(84,300円)
✅ 入院中の食事代(5,600円)
✅ 術前の検査・通院費用
✅ 処方薬代

家族の分
✅ 歯医者の治療代
✅ 夫の通院費用
✅ 18歳以上の子どもの医療費
(※私の市では18歳未満は医療費が免除のため
18歳以上の分のみが対象になりました)

→ これを全部合算して申請しました!

同じ生計の家族全員の医療費を合算して申請

医療費控除は、同じ生計の家族全員の医療費を合算して申請できます。

💡 合算できる家族の範囲
・夫婦
・子ども(扶養に入っているかどうかは関係なし)
・両親(生計を一にしている場合)
→ 一人ひとりでは10万円に届かなくても
家族全員分を合算すれば10万円を超えることも!

💡 子どもの医療費について注意!

自治体によって子どもの医療費助成の対象年齢が違います

例)私の市の場合
→ 18歳未満は医療費が免除
→ 免除されている分は医療費控除の対象外
→ 18歳以上の子どもの分から申請

お住まいの自治体の助成制度を確認してから合算しましょう!

私の場合、歯医者代や家族の医療費を合算したことで、控除できる金額が増えました。

結果として約25,000円が戻ってきたのは、この「家族全員分の合算」のおかげです。

歯医者代も対象になる!見落としがちな医療費

「歯医者代って高いのに戻ってくるとは思っていなかった」という方、多いんじゃないでしょうか。

治療目的であれば、保険外診療でも対象になることがあります。領収書には「治療」と記載されているはずなので確認してみてください。

⭕️歯医者で対象になるもの

✅ 虫歯の治療費
✅ 歯周病の治療費
✅ 抜歯費用
✅ 保険外の治療でも「治療目的」なら対象

❌ 対象にならないもの

・審美目的のホワイトニング
・美容目的の矯正
(ただし噛み合わせ治療など治療目的の矯正はOK)

医療費控除の申請方法・手順

「なんか難しそう…」と思わないでください。今はスマホとマイナカードがあれば、ほぼ完結します。

必要なもの

  • マイナンバーカード(e-Taxでオンライン申請する場合)
  • 医療費の領収書または医療費通知(健康保険組合から届くハガキ)
  • 給与所得の源泉徴収票(会社から発行されるもの)
  • 銀行口座情報(還付金の振込先)

申請の流れ

STEP1:マイナポータルに登録しておく

マイナポータルに登録しておくと病院での支払いデータが自動で記録されます。

  • 領収書を一枚一枚保管する必要がない!
  • 1年分の医療費が自動で集計される
  • これだけで医療費集計の手間がゼロに

STEP2:夫に「代理人」の権限を渡す

共働きで夫の申告で申請する場合、マイナポータルで「代理人承認」の作業が必要です。

  • 妻のマイナポータルで夫を代理人として承認
  • 夫のマイナポータルから妻の医療費データを取得できるようになる

※この承認作業だけ少し手間がかかりますが、一度やれば次回以降もスムーズです

STEP3:国税庁の確定申告書作成コーナーへ

https://www.keisan.nta.go.jp/ へアクセスし、夫のマイナカードでログイン。マイナポータル連携で夫婦の医療費データが自動入力されます。

STEP4:医療費控除の金額を確認する

「医療費控除」の項目を選択 → 自動入力された内容を確認するだけ → ほぼ手入力なしで完了!

STEP5 e-Taxで送信する

マイナカードがあればそのまま送信OK。提出書類の郵送も不要です。

STEP6 還付金が口座に振り込まれる

申請から約1〜2ヶ月で振り込まれます。

私がやってみた正直な感想…「思っていたより10倍ラクでした」!

マイナポータルに登録しておいたおかげで、領収書をかき集める必要がゼロ。
夫への代理人承認の作業は少し手間でしたが、それさえ終われば確定申告書作成コーナーで医療費がほぼ自動入力されていて、内容を確認して送信するだけでした。

「確定申告って難しそう」というイメージが完全に覆りました。

マイナポータルに登録していない方は、今すぐ登録しておくことをおすすめします。来年の申告が格段に楽になります。

申請期限・いつまでに申請すればいい?

申請期限について

通常の確定申告の期限:2月16日〜3月15日(毎年)

でも医療費控除は「還付申告」なので…
翌年1月1日から5年間申請できます!

つまり2025年にかかった医療費なら → 2030年まで申請可能

「確定申告の時期を逃した!」という方も今からでも申請できます

「去年申請し忘れた!」という方も、5年以内なら今からでも大丈夫です。

ちょっと待って!「セルフメディケーション税制」も知ってほしい

最後にもう一つ、私が今回初めてちゃんと調べた制度をご紹介します。

「セルフメディケーション税制」です。

セルフメディケーション税制とは?

ドラッグストアで買った対象の市販薬(OTC医薬品)の購入費用が年間12,000円を超えた場合に超えた分を控除できる制度(上限88,000円まで)

対象の薬にはレシートに「★」マークや「セルフメディ」と記載されているものが多い

「医療費控除」と「セルフメディケーション税制」は、どちらか一方しか申請できません。

どちらを選ぶべき?

★医療費(病院・薬局など)が年間10万円超
医療費控除を選ぶ

★市販薬の購入が多いけど病院の医療費は10万円以下
セルフメディケーション税制を選ぶ

私は今年から市販薬のレシートをちゃんと保管して、セルフメディケーション税制も活用してみようと思っています。

金額は少額でも、申請すれば確実に戻ってくるお金です。やらないともったいない!

医療費控除を最大限活用するためのコツ

  • ① 家族の医療費はまとめて申請する:夫・妻・子どもの医療費を全部合算OK
  • ② 所得が高い方で申請する:税率が高い方が戻ってくる金額が多い
  • ③ 領収書は絶対に捨てない:1月1日から大切に保管する
  • ④ 交通費も記録する:通院で使った電車・バス代もメモしておく
  • ⑤ 医療費通知を活用する:健保から届くハガキで集計が楽になる
  • ⑥ 高額療養費との合わせ技を使う:高額療養費で自己負担を減らした上でさらに医療費控除で取り戻す
  • ⑦ 5年以内なら遡って申請できる:申請し忘れても諦めないで!

まとめ

医療費控除とは:年間医療費が10万円超で超えた分の一部が税金として戻ってくる制度。自分で申請しないと戻ってこない!

所得が高い方で申請するのが正解:税率が高い方が戻ってくる金額が多い。私は夫の確定申告で申請 → 約25,000円が戻ってきた

高額療養費+医療費控除の合わせ技:手術・入院6日間の実質負担が約6万円に。制度を知っているだけでこんなに違う

申請方法はスマホとマイナカードで完結:国税庁の確定申告書作成コーナーへ。慣れれば30分〜1時間でできる

セルフメディケーション税制も活用を:対象の市販薬が年間12,000円超で適用。レシートを保管するだけで準備OK

5年以内なら遡って申請できる:申請し忘れても今からでも間に合う

「確定申告って難しそう」と思っていた私が、今では毎年やるのが当たり前になりました。

一度やってみると、思ったより全然難しくないです。

そして戻ってきたお金を見たとき「やっておいて良かった!」と必ず思います。

去年医療費がかかった方、まだ申請していない方、5年以内なら今からでも間に合います。ぜひ一度チャレンジしてみてください。

応援しています!


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※この記事は実体験をもとに作成しています。医療費控除の計算・申請方法は個人の状況によって異なります。詳細は国税庁のホームページまたは税務署にご確認ください。掲載情報は2026年4月時点のものです。